- あまり重要でない文字は小さくする
- とにかく文字をでかくする
- 主役を邪魔しない白文字タイトル
- クセの強いフォントは大きめ、少ない文字数で
- 背景写真・イラストの色をタイトルに使う
- 字間を空けてタイトルを目立たせる
- 奥行き、立体感を感じさせる
- 比較・対決がテーマなら二分割構図
- 分割方法を工夫する
- あえて色数を落とす
- 文字を透明化して背景を透かす
- 疑問を投げかける
- 吹き出しつきのセリフ
- 視線誘導
- 文字を読ませない
- 左右のグラデーションは時間変化を感じさせる?
- 扱っているテーマと同じようなフォント、色を使用する
- ホラー・不穏な空気の演出
- 大量の文字情報でカオスを表現
あまり重要でない文字は小さくする
すべて大きなフォントだと画面のうるささの原因になる。最も重要な情報のみを大きくし、補助的な情報はフォントを小さくすること。情報が整理されるだけでなく、画面にもメリハリが出る。
最も重要な曲名「アイドル」を大きくし中央に配置。まず最初にこのタイトルに目が行き、次に「歌ってみた」で動画のジャンルが判明。左上のずんだもんは読まれない可能性があるが、サムネイラストで分かるため問題ない。
漢字を大きく、ひらがな・カタカナを小さく
画数が多く見にくい漢字を大きくし、逆にひらがな・カタカナを小さくすることで視認性を上げる。文字数が増えがちなひらがな・カタカナを小さいサムネに上手く収めるテクニックでもある。
とにかく文字をでかくする
おしゃれをかなぐり捨てて、とにかく文字をでかくする手法。単純だけど手っ取り早く誘目性の高いサムネができる。
これはかなり極端で文字が画面を埋め尽くしてしまっている。ここまで来るとかなりテーマを選ぶ。インドだからこそアリなサムネ。
文字をサムネギリギリまででかくしながらも、おしゃれな雰囲気を維持している。
主役を邪魔しない白文字タイトル
料理や花など鮮やかな色彩を見せたいなら白
空間・広がりを見せたい時にも白
見せたいものがインテリア(=部屋)や自然の風景などの引いた構図の場合、カラフルで大きな文字でタイトルを置くと、主役が目立たなくなってしまう。こういう時は白文字で控えめにタイトルを主張すべし。
色鮮やかな風景だとほぼ白タイトル一択な気がする。
タイトルを白をして部屋の様子を見せながら、周囲に有彩色を配置して、賑やかさを出しているケース。
クセの強いフォントは大きめ、少ない文字数で
クセの強いフォントはインパクトがあり、誘目性が高いものの、読みにくいという欠点がある。欠点を抑えつつ、長所を引き出す使用方法。
タイトルは癖の強いフォントだが、上の小さなサブタイトルはごく普通のゴシック体。
クセ強フォントのみの例。左の小さな英語もクセ強フォントだが、日本人なら読まないだろうし、背景の賑やかし程度に入れてあるのかも。
背景写真・イラストの色をタイトルに使う
アウトラインやドロップシャドウに使う
アウトラインの色をフォントの色と違う色にすれば、文字が目立つが、サムネ内の色数が増えて画面がうるさく感じる原因になる。すでに背景に使われている色にすることで、色数の増加を抑え、統一感を持たせる。
アイドルのドロップシャドウに、衣装の紫や目の黄色が使われている。
字間を空けてタイトルを目立たせる
小さな皿にぎゅうぎゅうにつめた料理より、大きな皿の中央にぽつんと一品置かれた料理の方が目立つ。スペースを活用して目立たせる手法。
フォントサイズ・色に頼る場合と比較すると、画面がうるさくならない点が有利。
奥行き、立体感を感じさせる
文字が写真の中に実際にあるように見せる
左の「インド風」が皿の後ろにあるように見える。合わせて、右の文字をキャラの前に持ってくることで前後に空間の広がりが出る。
タイトルが動物の後ろにあるかのような配置のおかげでやはり奥行きを感じる。
見せるのが「空間」なのにデカ文字タイトルでほぼ隠れてしまっている。だめな例かと思いきや、よく考えられたサムネ。人物やインテリアがタイトルより前にくることで生まれた奥行きや意外性で目を引いている。
画面から飛び出してきそうなテキスト
テレビとかでありそうな、飛び出すテキスト。周りが平面的なサムネばかりだと目立つ。
比較・対決がテーマなら二分割構図
オーソドックスな左右二分割。
珍しく斜めに二分割された構図。左右二分割よりも勢いが出る。
色を印象的に見せるための二分割構図
ビフォー・アフターを見せる二分割構図
分割した一方をすべてタイトル用に使う
分割方法を工夫する
テキストと帯で二分割する
あえて色数を落とす
カラフルなサムネであふれる場所であえて色数を落とし、目立つという手法。
文字を透明化して背景を透かす
あまり見ない高等テクニック。上手く使えばかなり印象的に見える。
疑問を投げかける
ブログ記事でタイトルを疑問形にするのと同様の効果がある。疑問が最初に示されるなら、動画内には高い確率で答えがあるという期待を抱かせる。(抱かせるだけじゃなく答えも用意しよう)
吹き出しつきのセリフ
効果は疑問を投げかけるに近い。吹き出しが結構目立って目を引く。
視線誘導
「枠」による視線誘導
ワイプの中のゲストの顔に思わず目がいく。人の顔は誘目性が高いが枠があることでさらに目を引きやすくなる。
同じチャンネルのワイプなしサムネ
見せたいもの以外を暗くする
イラストなどでもよく見られるテクニック。注目してもらいたいものの明度を高く、それ以外を暗くする。明度以外にも彩度を落としたり、ボカしたりしても目立たせることができる。
文字を読ませない
「じゃがりこから夕飯作った」を矢印一本で表現。動画タイトルを読むまでもなく、内容が入ってくる。「文字を読ませる」という負荷をなくせるアイディア。
左右のグラデーションは時間変化を感じさせる?
これはかなり珍しいケース。タイトルに対し上下ではなく左右にグラデーションをかけるという手法。時間変化を感じさせる効果があるのか?
扱っているテーマと同じようなフォント、色を使用する
スポーツ新聞、スポーツ週刊誌によくあるタイトル。
ホラー・不穏な空気の演出
通常の動画とは真逆の構図や、配置、色、エフェクトを使うことで恐ろしい雰囲気が作れる。例えば、怪談をする時に下から照らすと怖い雰囲気がぐっと増す。これは通常上から降ってくる光が下から来て、影のできる部分がまったく代わってしまうため。
文字を真っ直ぐに並べない
文字を切る
文字を上下反転する
文字がブレる
大量の文字情報でカオスを表現
大量に文字があるが、重要でない文字はぼかされたり、背景に溶け込んでいたりと目立たないようになっており、タイトルが真っ先に目に入るよう工夫されてる。