すんごい面白かった。シーズン1よりしんどい描写が多かったんで中盤くらいまで視聴がきつかったけど、最後まで見た。
シーズン1でも小さな村が略奪されて住人全員殺されるとかあったものの、それは名もなき人々の話で、北欧全体で「沢山の悲劇」が起こってるという描き方だったんだよな…。それがシーズン2になったらネームドの一人一人の悲劇として濃密に描かれるからきつい。
村を焼かれて家族を失ったエイナル、アルネイズ。恋人を奪われ殺されたケティルの旦那。作中では詳しく語られないけどパテールとか蛇も苦労が多かったのは察せられるし。
きつくてしんどいからこそ終盤のトルフィン決意も感動的になる。クヌートが北海の帝王になるのは史実なんでどう転ぶのかと、終盤はハラハラしっぱなしで、ぶっ通しで見ちゃった…。疲れた。
一緒にヴィンランドへは行けないけど、クヌートも仲間。頂点にいる者は孤独だなんて最初に誰が言ったのか、王になってももう孤独じゃねえ。
「俺の仕事を増やすな」ってトルフィンのセリフはちょっとアシェラッドっぽい。トールズとアシェラッド両方から受け継いでいるものがあるのは熱いよね。
史実の話
- クヌートの妹エストリズ
そういえばクヌートの妹がちょろっと出てきてたけど、この子は実在の人物の模様。シーズン1の頃のクヌートにそっくりで可愛かったな…。クヌートの影武者をひん剥いた時に女性説をちょぴっと疑ってた部下たち、エストリズ好きそう。
- クヌートの祖父はBlueToothの元ネタになった青歯王ハーラル一世
BlueToothの元ネタってことだけ覚えてたハーラル一世。まさかクヌートの祖父だったとは。中世の王様の二つ名、面白すぎる。スヴェン王は双髭王だしクヌートの息子は兎足王だし。
