地中海地方のワインに対して、ぶどうが取れなかった北方で飲まれたのがビール。
ゲルマン人の大移動によってヨーロッパ中に広まった。この頃は現在よりも大量に飲まれていて大切な栄養源だった。
角杯でビールを飲んで肉をかじるヴァイキングのイメージだな。
ビールの原料は麦芽とホップ。麦芽は麦、とくに大麦を発芽させたもの。現在はほぼ大麦だが中世では他に燕麦も使われていた。
この大麦や燕麦(オーツ)はパンを作るのには向かない。そんな大麦、燕麦からカロリーを摂取する手段がビールだった。
麦芽について
あーだから水飴の原料に麦芽って書かれてるんだ。
麦芽そのものを発酵させるか、糖化のための酵素として使うかの違いね。
燕麦について
非常に硬い穀物で調理しづらい。第二次産業革命中にプレスして食べやすくする加工技術が発達し、オートミールとして食べられるようになった。このオートミールまたは粗挽きを、水や牛乳で炊いた粥が一般的な食べ方。
パンには向かないわけはグルテンを含まないということによる。
→食べづらい、パンにできないということで飼料やビールにされていた
※スコットランドやベラルーシでは粥として主食にしている。小麦がとれにくい地域では食用にしていた。
オートミールは燕麦、覚えた。煮てないオートミールをちょっとかじったことがあるけど、確かに硬かった気がする。
なんとなく日本での食用の用途を見てたら……