ウーパールーパーとは
一時期日本で流行ったウーパールーパー。
ウーパールーパーとは、トラフサンショウウオの中で幼形成熟する種の総称。
代表的なものはメキシコサンショウウオ。
幼形成熟って何よ
性的に成熟=子孫を残せる状態でありながら、幼体の特徴を残していること。(つまり合法ロリ……ってコト!?)
両生類は幼体時にはエラ呼吸を行い、水中で生活するが、成体になると肺呼吸へと変化し陸上生活に適応する。(オタマジャクシ→カエルとか)
ところがウーパールーパーと呼ばれる種は大人になっても、エラ呼吸のままで水中生活を継続する。このような成熟の仕方を幼形成熟(ネオテニー)という。
赤ちゃんは再生能力がすごい
ウーパールーパーは驚異的な再生能力を持つ。手足どころか脳や心臓、脊髄など普通の生物なら致命となるような損傷部位も再生することができる。そのため、ウーパールーパーを調べることは再生医療の発展にも繋がる。
この再生能力は幼形成熟であることが一因。
オタマジャクシは尾が切断されても再生するがカエルになると手足の欠損を再生できなくなる。また手足欠損の修復などできない哺乳類であっても、胎児期においては高い再生能力を持つことが知られている。これは様々な細胞になれる幹細胞がたくさん存在していることで起こる。