このページは2023年に書かれたものです。情報が古くなっています。これらキャラよりも優先すべきという新規実装キャラもいます。
- サクッと汎用性が高いオペレーターを知りたい人向け
- 評価の基準
- ゲーム内コンテンツなどの説明
- 瞬間火力系前衛
- 高台系(狙撃・術師)
- 恒常火力
- 単独行動可能、編成数圧縮
- 高速再配置
- 強いけどあまり優先度が高くないオペレーター
サクッと汎用性が高いオペレーターを知りたい人向け
同一編成攻略動画
これ見ればいいと思う。※ただし初心者がこの6人だけで簡単に攻略できるというわけではない。
簡略化リスト
- 瞬間火力:ムリナール
- 狙撃:遊龍チェン(限定)、パゼオンカ
- 術師:エイヤフィヤトラ
- 恒常火力:ソーンズ
- 単独ルート封鎖:ケルシー
チェンは限定なので無理せず次点のパゼオンカでもOK。回復とバフ・デバフは後回しで。
評価の基準
- 普段遣いできるか
- 自前で持っておくべきオペレーターかどうか
- 統合戦略の他、各コンテンツで適正の高さ
- 初心者に扱いやすいかどうか
- 入手難度の高い限定キャラ、公開求人で入手可能なキャラはやや評価低め
これらを加味して評価。各カテゴリ中で太字になっているのは、その中で一番おすすめなオペ。
ゲーム内コンテンツなどの説明
始めたての人向けに、オペレーターを紹介する上で必要な用語説明。
- 統合戦略:少しずつオペレーターを招集しながらダンジョンを進むローグライクのようなシステムのエンドコンテンツ。初期招集として戦友のサポートも選べるが、ボス戦には★6複数体が必須級の難易度。焦らず長い目で見て攻略しよう。
- 保全駐在:追加育成要素であるモジュール育成のための素材が落ちる。定期的にクリアしなければいけないコンテンツ。他のコンテンツに比べると難易度は高くない。
- 危機契約:定期的に開催されるイベント。様々なデバフを自分で選択し高難易度のステージをクリアしなければならない。アークナイツの中で最も難しいコンテンツ。※
- S1,S2,S3:スキル1〜3のこと。
- ★6招聘指名券:指定した★6オペレーターを1人ゲットできるお得な課金アイテム。ただし限定キャラと6ヶ月以内に実装された新オペレーター以外は除く。半年に1回販売される。公開求人から入手できるキャラや、購買での交換が控えているキャラを指名することはなるべく避けたい。
※追記:12回目の危機契約をもって終了。現在はリニューアルし「尖滅試験作戦」という名称になった。やってることは変わらない。危機契約適性=尖滅試験作戦適性。
瞬間火力系前衛
- ムリナール
- シルバーアッシュ
- スルト
クリアできない難関ステージをゴリ押しで突破させてくれる瞬間火力が、初心者にとっては一番重要。
イベントの高速周回でもよく使われ、素材収集を快適にしてくれる。周回で使う都合上、自前で持っておきたいオペレーターである。ステージ突破力・素材収集効率が上がれば、その後の★6育成スピードもアップするため真っ先に入手と育成をおすすめする。
瞬間火力系はステージの敵構成からスキルの発動タイミングをしっかり見定める必要があり、初心者にとっては難しいオペレーターでもある。面倒くさいことはヤダ!というドクターには後述の恒常火力系オペレーターをおすすめする。
ムリナール
<おすすめポイント>
- 最強
- 統合戦略で採用率1位
- 自前で持っておきたい
ムリナールは超火力でどんな敵でも殲滅するオペレーター。通常攻略でよく使われるだけでなく統合戦略での採用率もトップ。現状最強といって差し支えない。ピックアップされたらとりあえずガチャっておこう。最近、指名券の対象にもなったのでお財布に余裕があれば指名しておくと吉。
配置直後はブロック数0となりすべての敵を素通ししてしまうが、ひとたびスキルを発動するとすべての敵が黄金の光の前に消え去る。賃金斬はすべてを解決する。ブロック数0でスキルを発動しなければ敵を攻撃しない特性から初心者には不向きではある。その短所を補ってあまりある超火力の有用性は絶大。統合戦略での採用率がそれを物語っている。
高難易度の統合戦略で使用したくなるが、サポート招集すると初期ステージで詰みやすい。よって自前で持っておきたいオペレーターであり、その点でも入手を優先すべきと言える。
ブロック数0の他には極端な高防御を苦手とするのが欠点。それでも圧倒的な火力でだいたい殲滅してしまうのだが……。
シルバーアッシュ
<おすすめポイント>
- 元最強
- 自前で持っておきたい
- ムリナールにない強み
シルバーアッシュはムリナールに次ぐ殲滅力を持つオペレーター。初心者が最初に覚えるであろうアークナイツスラング「真銀斬はすべてを解決する」はあまりにも有名。
ムリナール以前の攻略動画ではムリナールの代わりに彼が使用されていて、かつての採用率トップ。高い殲滅力から高速周回で頻繁に使われていた。高速周回で使うため自前で持っておくといい強力オペレーターである。
公開求人から入手可能で、ムリナールに比べると入手おすすめ度はやや下がる。ムリナールを入手・育成済なら、他の役割を持つ★6オペレーターを優先した方がいいだろう。
しかしながら、ステルス看破や再配置時間短縮などムリナールにないメリットがあり、ムリナールが実装された今でも有用性は十分ある。統合戦略ではS2で重装の代わりになれたり、強襲に存在するステルス敵に対して強気に出られるなど、火力以外にも用途が広がる。
スルト
<おすすめポイント>
- 術火力
- ボスに強い
- 食いしばり
スルトは前衛でありながら術攻撃で高耐久の敵を瞬殺することに長けた超火力オペレーター。
上述の前衛2人に比べ一段、おすすめ度は下がる。これは2人と同じ瞬間火力系ではあるものの、使い所が限られるため。実際、私もそんなに酷使はしていない。
2人との違い、長所短所は
<長所>
- 短時間で決戦スキルであるS3を撃てる
- 術攻撃であり高防御の敵にも有効
- HP0になっても短期間生存できる
<短所>
- S3を撃つとHPが減り強制撤退
- 攻撃範囲が狭く、攻撃対象が少なくなる
HP0になっても短期間生存できる点はかなり大きい違い。スタン・凍結などを持たないボスなら、ブロックして強引に轢き殺すことができる。
ムリナールやシルバーアッシュがいるなら入手を急ぐ必要はない。いずれかが中々手に入らないなら、スルトを昇進2にすると攻略が捗る。
高台系(狙撃・術師)
次に重要なのは上述したムリナールが苦手とする高防御敵への対策。高防御ということで防御無視能力を持つ狙撃や、高火力の術師を入手しておきたい。
- 遊龍チェン
- パゼオンカ
- エイヤフィヤトラ
- ゴールデングロー
遊龍チェン
<おすすめポイント>
- ぶっ壊れ
- 統合戦略#3狙撃採用率1位
- 自前で持っておきたい
遊龍チェンは説明不要のぶっ壊れ範囲狙撃。(ムリナールと同じで強すぎてあんま書くことがない)
防御を一定数無視して広範囲の敵を殲滅するS3により、どこへ連れていっても強い。ホリデーストームはすべてを解決する。
特に統合戦略のとあるボスとの相性が良い。しかし、統合戦略では配置コストの高さから序盤が不安定になる。サポート招集ではなく、自前で用意したいオペレーター。限定キャラゆえ入手難度が高いのが最大の難点。
限定で入手しにくいチェンを無理に狙わず、後述のパゼオンカやエイヤフィヤトラを優先するのもあり。
パゼオンカ
<おすすめポイント>
- 出待ち瞬殺
- 対応力が高い
- 各コンテンツで有用
パゼオンカはタイプライターという支援ユニットを召喚でき、瞬間火力に優れた単体狙撃。
タイプライターで攻撃範囲外の敵を暗殺したり、防御デバフしたりと状況に応じた小回りが効くオペレーター。チェンと比べると殲滅力は落ちるものの、配置コストが低く、対応力が高い点が優れている。厄介なボスを出待ちして瞬殺できるのは彼女ならではの強み。
統合戦略ではその対応力の高さから、チェンにつぐ第2位の採用率を誇る。
保全駐在ではメインアタッカーが完成する前の中継ぎとしての適正が非常に高い。下敷きを2,3ユニット重ねた状態でも十分な殲滅力があり、足の早いゴースト敵やブロックしたくない高火力の敵などを瞬殺してくれる。
エイヤフィヤトラ
<おすすめポイント>
- 最強術師
- 自前で持っておきたい
- 単体攻撃と範囲攻撃の切り替え
エイヤフィヤトラは現状最強の術師。術師自体の採用率が低い中、エイヤフィヤトラだけはよく攻略動画に登場する。
単体術師でありながらS3では実質的に範囲術師となりその高火力を広範囲に振りまく。術師版ムリナール(シルバーアッシュ)ともいうべき性能を持つ。高速周回でもよく使われるということで、自前で持っておきたいオペ。
エイヤフィヤトラは敵が少ない序盤は単体攻撃、ラッシュに合わせて範囲攻撃と切り替えられ、汎用性が高い。範囲攻撃ができる術師もいるものの、配置コストが高く、どうしても汎用性に劣る。結果として単体術師でラッシュ対応力があるエイヤフィヤトラばかりがステージ攻略に使用されるという状況になっている。
効率だけを重視するなら、術師で育成するのは彼女と後述のゴールデングローだけでも十分だったりする。(でも他の面白いオペレーターも使ってみて欲しいという気持ち……)
ゴールデングロー
<おすすめポイント>
- 全射程スキルが便利すぎる
- とりあえずS3を撃て
- 統合戦略ではエイヤフィヤトラよりも活躍
ゴールデングローは全マップ射程術スキルを持つ術師。個人的にはエイヤフィヤトラよりもおすすめだよ。
ゴールデングローの魅力は何と言っても、マップ全域が攻撃範囲となるS3。GGの他でこの便利スキルを持っているのは☆4狙撃のアンブリエルしかいない。
これはマップ中のすべての敵からゴールに近い敵をターゲットにして攻撃する、というスキルになる。狙った敵を攻撃するのは難しいのだが、刺さる場面が非常に多い。特に統合戦略では接近戦をしたくない敵が多く、かつそれらがS3のターゲットになりやすいという状況が往々にして発生する。当ブログの統合戦略記事でもとりあえず「GGのS3撃っとけ」ですむことが実に多い。
(で他のオペで攻略するパターンで多くの文字数が費やされる)
この唯一無二の利便性から統合戦略では最強術師のエイヤフィヤトラを押しのけて、術師採用率1位となっている。統合戦略のボーナス敵――クソダックや、シロクマはS3のいいカモ。こいつらの撃破においてはゴールデングローの右に出るものはいない。クソダックやシロクマにイラついている初心者はGGchanを最優先で入手・育成するべき。
恒常火力
- ソーンズ
- ホルン
- ミヅキ(個人的なおすすめ)
瞬間火力が充実したら恒常火力が欲しい。というわけでムリナールらと違い、継続的に火力が出せるオペレーターを挙げる。これらのオペレーターはラッシュへの対応力は先述のオペレーターには劣るものの、メインテーマや統合戦略での適正が高い。また、瞬間火力系に比べ操作が簡単であり、初心者におすすめできる。
ソーンズ
<おすすめポイント>
- 統合戦略採用率で前衛2位
- 初心者が扱いやすい
- トップレベルの単体恒常火力
ソーンズは長射程高火力の攻撃で敵を素早く殲滅するオペレーター。単体攻撃での恒常火力としては随一の性能。
ムリナール実装以前ではシルバーアッシュとスルトに並んでおすすめされる存在であった。ミヅキ統合戦略の採用率ではムリナールに次いで前衛2位。ファントム・ミヅキどちらの統合戦略でも強く、特にボス戦より道中ステージの対応力が高い。恒常火力と優れた安定性からメインテーマと統合戦略の攻略に最適で初心者にもおすすめのオペレーター。
ソーンズの強さはS3の強さに集約されている。このスキルは大幅に火力が上がり、攻撃範囲がクルースと同じになるが、2回発動すると永続スキルに変化する。つまり、ソーンズを地上に置ける高火力狙撃ユニットにしてしまう。飛行ユニットが多いミヅキの統合戦略ではこれが非常に強い。また、2回発動したら後は放置で構わない=「操作が簡単になる」という点が初心者におすすめの理由。
2つ目の強さとしては自己リジェネ効果が挙げられる。ソーンズは攻撃していない間に少しずつHPを回復する。長射程で敵を素早く倒し、自前で回復できるため難関ステージ以外では単独ルート封鎖も可能。ブロックすると厄介な敵にも長射程+自己リジェネが活きる。この点も初心者におすすめの理由となる。
最大の難点は昇進2しないと★5の同型前衛より弱いということ。だが、昇進さえしてしまえば払ったコスト以上の働きをしてくれる優秀なオペレーターである。
ホルン
<おすすめポイント>
- 真銀斬並の超火力
- 統合戦略で重装第1位の採用率
- スキルがすべて優秀
ホルンは高火力の範囲攻撃で集団を殲滅する重装オペレーター。範囲殲滅力が要求されるミヅキの統合戦略では重装1位の採用率。重装にも関わらず超火力の砲撃ができる型破りな特徴を有している。
ホルン最大の魅力は何と言ってもその火力と長射程。自身の手前に攻撃範囲がない代わりに遠くまで攻撃が届き、ザコ敵は接敵することなく殲滅されてしまう。あまりの火力の高さゆえ、通常ステージにソーンズと一緒に置いておくと、攻撃回復であるソーンズのS3が2回発動できないままクリアしてしまうほど。自動発動のS1で放置しておくだけで、ザコ敵を無に帰す強さが初心者向き。
短所は
- 攻撃範囲に癖がある
- 対空できない
- ブロックすると砲撃が停止
- 重装の中ではコストが高い方
と結構あるが、火力が高すぎてこれらの短所は許容できてしまう。
また、ホルンは評価の高い★6の中では珍しく全てのスキルが優秀。
詳細な解説はこちら↓
S3は全オペ中トップレベルに火力が高く、シルバーアッシュの真銀斬とほぼ同じ殲滅力を持つ。一回死んで復活すると強化される素質があるためこれが発動すると、真銀斬すら上回る。
S2は他スキルに比べてやや癖があるが、高速周回やテクニカルな運用ができる可能性を秘めている。
初心者だけでなくゲームに慣れた玄人になっても使っていて楽しいオペレーターである。
最近、招聘指名券で指名できるようになったばかりの比較的新しいオペレーターのため指名候補としておすすめ。地上火力が足りていないなら指名してみよう。
ミヅキ(個人的なおすすめ)
<おすすめポイント>
- 雑火力
- 保全駐在で強い
- かわいい
個人的な趣味でおすすめするよ。客観的評価だと「一軍ではないけど二軍の上の方で使える」ぐらいのオペレーターだよ。効率重視派のドクターはスルーしてね。
ミヅキは広範囲の敵を一気に殲滅する群攻力に優れた特殊オペレーター。実装当初の評価は高くなかったが、モジュール実装後に昇進2率※が向上。二軍の上程度の評価に落ち着いた。
※中国での非公式統計。ミヅキを所持しているドクターの中での昇進率のこと。
https://arknights-poll.net/result.html
初心者におすすめの点は自動発動のS1で放置するだけで勝手に大量の敵を殲滅してくれるところ。ドクターに思考力を要求しないことから「雑火力」とも呼ばれる。ブロック数0で敵を素通しするが、その代わりに広い攻撃範囲と高い火力を持つ。特に敵の多い保全駐在では主力として十分に活躍してくれる。
大量の敵を相手どる時には拡散術師、とゲーム中のチュートリアルでは習うのだが、実を言うと拡散術師にはある欠点がある。
- 攻撃範囲内の全ての敵を攻撃できるわけではなく、着弾地点の周囲の敵だけにダメージを与える
- 複数の敵に少しずつダメージを与えるため、ラッシュになると重装が抱える敵があふれてしまう
ミヅキの雑火力としての強さはこれらを克服している点にある。
- ミヅキ型(潜伏者型)オペレーターは攻撃範囲の全ての敵に攻撃可能
- ミヅキの素質は最も低いHPの敵に追加の術ダメージを与える
これにより範囲内すべての敵を削りつつ、確実に1体は仕留めることができ、重装への負荷を下げてくれる。
※拡散術師をディスりたいわけじゃないよ、念のため。拡散術師でも減速力に優れたモスティマや、スキルで範囲内すべてに攻撃できるギターノなどもいるし。あと術師なら対空できるメリットもあるし。
欠点はS2での減速力がさほど高くないこと。S2は高回転率のバインド(足止め)スキルとなっているのだが、高火力である分、減速力に関しては同職分★4のイーサンに分がある。減速力の高さからイーサンは時折り攻略動画に使われるが、ミヅキで置換できない場合も多い。そこは注意して欲しい。
単独行動可能、編成数圧縮
4番目には医療なしで単独でルート封鎖ができ、編成数の圧縮や操作ステップを少なくするオペレーターをおすすめしたい。このあたりはムリナール(シルバーアッシュ)、エイヤフィヤトラなどに次ぎ周回での採用率が高い。前述の恒常火力を飛ばして、こちらを先に育成するのもアリ。
- マウンテン
- マドロック
- ケルシー
このカテゴリではケルシーをおすすめとしたが、けっこう迷った。甲乙つけがたい。育成素材が厳しい人にはマウンテン、S2放置でいいマドロックもおすすめ。
マウンテン
<おすすめポイント>
- 裏ルートの封鎖のスペシャリスト
- 操作が簡単で初心者向き
- 昇進2しなくても強い
マウンテンは自己回復と高火力を持ち、単独ルート封鎖に高い適正があるオペレーター。高難易度ステージでは「ここマウンテン一人で大丈夫なんだ」と驚くこともしばしば。
アークナイツでよくあるメインルートとは別の裏ルート。このような搦手からは「範囲術攻撃をする術師」が流れてくることが多く、物理型オペレーターでの単独封鎖が望ましい。高火力物理攻撃・自己回復を持つマウンテンは搦手の封鎖に最適。裏ルートにマウンテンをポンと置いてしまえば後はメインルートの攻略に専念でき、ドクターへの負担を低減してくれる。
しかしながら、このような役回りは他の前衛+医療でも可能であり、いくらでも代替がきくため先述の★6オペレーターよりも優先度は低い。マウンテン自体の能力は高いものの、「クリアできないステージをクリアさせてくれるオペレーターではない」と説明されることがよくある。また、統合戦略や保全駐在ではマウンテンが刺さる場面が少なく、その性能に反して採用率は低い方。
「あまり評価が高くねえじゃん」と思われるかもしれない。が、後述のケルシーやマドロックよりもはるかに配置コストが低く、スキルも一度発動したら放置して構わないので初心者におすすめしやすい。また昇進2せずともそこそこ強い点も初心者向き。
強いオペレーターであることは間違いないが、入手・育成ともに急がなくてもいい。高難易度に手を出すようになってきたら、選択肢に入るようになる。それまではケルシー、マドロックの方をおすすめする。
※追記:ムリナール、ガヴィルと前衛の選択肢が増えたせいかマウンテンをサポートに置いている人が少なくなった。自前で持っておいた方がいいかも……。
マドロック
<おすすめポイント>
- 初級者でも操作が簡単
- 普段遣いから高難易度まで汎用性が高い
- 苦手ステージが分かりやすい
マドロックは高い雑魚処理能力・耐久力を持つ重装。医療ユニットからの回復を受付ない代わりに、自前のシールドで持ちこたえることができる。
単独行動ができる点の他に対応力の高さも有用。シールドの仕様自体がボス・雑魚処理どちらにも対応できるようになっているが、スキルでさらに対応力が高まる。
- S2:普段遣いと雑魚処理に優れたスキル。自動発動で操作も簡単。被撃回復のためブロック数満杯に雑魚を抱えると、頻繁に発動できる。
- S3:危機契約など高難易度のステージで活きるスキル。一定時間無敵で攻撃しない状態になった後、大幅にステータスが強化され、ブロックしている全員を攻撃する。
S3は発動タイミングを図らないといけないためやや難しいが、初心者でもS2放置で十分に強さを実感できる。
総評すると普段遣いから高難易度まで、初心者から玄人まで、と汎用性が非常に高いオペレーター。そのせいか、メインテーマ11,12章では露骨に対策されたギミック・敵構成になっており、マドロックが使いにくくなっている。
欠点は配置コストがかなり重いこと、回復を受け付けないためスリップダメージや元素ダメージに弱いこと。スリップダメージ・元素ダメージの有無は事前に分かっていることが多く、「ここはマドロックには不向きだな」と初心者でも苦手ステージの判断がつきやすい。このあたりも初心者にはおすすめである。
ケルシー
<おすすめポイント>
- 確定ダメージによる高火力
- 脱法火力・脱法重装として使える
- 周回でよく使われる
ケルシーは医療でありながら高火力を有しルート封鎖も可能なオペレーター。
Mon3terという強力なブロック数3のユニットを召喚し、ケルシーはMon3terと自身の回復を優先して行う。このMon3terは「確定ダメージ」という防御・術耐性を無視するダメージを与えることができ、かなりの火力を誇る。1人で医療+重装の役割をこなしつつ火力がでるため、敵が多いルートの封鎖も得意。
このMon3terの仕様からいくつかのメリットとデメリットが同時に存在する。
<メリット>
- 編成数を圧縮する
- 職種しばりを無視
- 高速再配置の代替
特に危機契約における「重装(または前衛)のコストが3倍」などという状況では、医療でありながら火力も出せる3ブロッカーとしてよく採用される。職種しばりを無視できることから人呼んで「脱法火力」「脱法重装」。また、Mon3terの再配置時間は通常ユニットに比べると短く、高速再配置の代わりに使うなどテクニカルな運用をされることも。
<デメリット>
- 同時配置数を圧迫する
- バフの効果がMon3terに及ばない
- ケルシー+Mon3terの配置コストがでかい
このケルシーのデメリットが最も効くのが保全駐在。Mon3terは同時配置数に含まれる上に、保全のバフが乗らない。このページで紹介している★6の中では保全駐在との相性がもっとも悪いオペレーターになる。
デメリットはあるものの、周回によく使われ、難易度の高い危機契約で活躍し、統合戦略での採用率も高い。おすすめのオペレーターの1人。
高速再配置
- 血掟テキサス
離れた位置の敵の暗殺、ボスの牽制やデバフなどかゆい所に手が届く便利オペレーター。最近は強力な高速再配置が実装されただけでなく、高速再配置が複数必要な「生息演算」という期間限定イベントも開催され使う場面が急速に増えている。※
テキサスの他にキリンRヤトウも強力な高速再配置だが、こちらはコラボイベント限定のキャラ。アークナイツにおいてコラボイベントのキャラが復刻された前例はなく、今後の入手機会はないと思っていい。現状はテキサスのみを狙えばOK。
※追記:生息演算常設化が決定。新規の尖滅試験作戦でも同時配置数1という特殊な縛りがあり、高速再配置の需要がさらに高まった。テキサスを入手するつもりでも、他の高速再配置を育てておいて損はない。
血掟テキサス
<おすすめポイント>
- 統合戦略で特殊採用率1位
- 対空できる地上火力
- お手軽術デバフ
テキサスは術攻撃とデバフを得意とする高速再配置オペレーター。ミヅキの統合戦略では特殊採用率1位であり、彼女の有無で難易度が様変わりするとまで言われる。
統合戦略で強い理由は高速再配置かつ対空できるという2点にある。ミヅキの統合戦略では遠距離攻撃を持つ敵、浮遊敵の出現率が高い。前者は少しずつ止まって近づいて来るため、高台でも中々仕留めるのが難しい。後者は対空能力で攻撃できるだけでなく、S3のスタンで地上へ叩き落とすということもできる。もちろん落としてしまえば他の地上ユニットと連携してタコ殴りにしてしまえる。
特にこのスタンで地上に叩き落とす能力はとあるボスに特攻とも言うべき効力を発揮。また一部のステージではテキサスを使えと言わんばかりの敵配置も……。このあたりが難易度激変の理由である。
テキサスの強みは統合戦略だけでなく、他のコンテンツやボス戦にも有効。
テキサスのS2は広範囲に術攻撃をするだけでなく、術耐性も大幅にダウンさせる。その数値は最高で-30%。これは術師のイフリータ次ぐ第2位の低下量。防御デバフに比べて術耐性デバフを持っているオペは希少。できればテキサスを確保しておきたいところ。
この術デバフの性能ゆえに術耐性が高めの敵にも比較的攻撃を通しやすい。他の術師と連携すれば術耐性の高いボスのHPをまたたく間に削り取ってしまう。術師をメインに据えるつもりならテキサスを強くおすすめしたいが、限定キャラであるのが最大の難点か。
強いけどあまり優先度が高くないオペレーター
強いけれどわけあって入手や育成を急がなくてもいいというオペレーター。
濁心スカジ
濁心スカジは味方を大幅に強化し、リジェネを付与する補助オペレーター。純粋なバッファーとしては最優のオペレーターである。
まったく攻撃できない代わりに補助性能に特化しており、統合戦略では補助第1位の採用率。基本的には永続スキルのS2で味方の近くに放置しておけばよく、使用方法も単純明快。また、医療で回復できないマドロックや召喚物などもリジェネで回復できる。
しかし、強化対象となる味方が揃っていなければ意味がなく、先に火力の高いオペレーターの育成を優先すべきである。限定キャラではあるが、性能は折り紙つきなので入手しておくことをおすすめする。
リィン
リィンは強力な龍を複数召喚し、ステージ単独クリアも可能なほど優秀なオペレーター。濁心スカジに次いで統合戦略での採用率が高い補助。
ケルシーなど強力な召喚型オペレーターはいくつが存在するが、その中でトップレベルに性能が高い。その強さはリィン単騎でステージクリアする攻略動画が多数存在するほど。スキルの切り替えによって、召喚する龍の性能も変化し、統合戦略での対応力も高い。
ここに置いた理由は限定キャラである他に2つの理由がある
- サポートでも十分(統合戦略の初期召集でも積みにくい)
ムリナールや遊龍チェンなど一部オペレーターは統合戦略の初期召集で選ぶと積みやすい。リィンの場合、召喚物が地上・高台ユニットの切り替えがきき、本人のコストも補助ということで低め。初期召集で選んでも積みにくいし、強キャラゆえしっかり育成してサポートに置いてるドクターも多い。
- 単独攻略、リィン+低レア攻略は意外と難しい
リィンをメインに据えた高難易度攻略は意外と難しい。やってみると分かるのだが、召喚物の配置コスト管理、召喚クールタイム、リィンのスキル発動タイミングなど考慮することが多い(実際、真似して失敗したことがある……)。
しかし単騎クリアというロマンに惹かれたドクターならば、最優先で入手・育成するべきオペレーターでもある。
百錬ガヴィル
百錬ガヴィルは高い群攻力を持つ前衛。
ブロック数に応じて攻撃と防御が上がるという面白い素質を持ち、ザコ敵の処理能力ではトップレベルの性能。また、自身が受ける回復を向上させたり、S2では防御力も上がるなど、殲滅力だけでなくかなりの耐久力も持ち合わせる。
前衛のブロック数は通常1もしくは2だが、ガヴィル型(強襲者)は3となっており、ブロック数があふれやすいミヅキの統合戦略では重宝する。その証拠に前衛3位の採用率である。
欠点は
- 普段遣いとしては火力が過剰
- 防御デバフなどを持っておらず、ムリナールと同様に極端な高防御が苦手
- 限定キャラ
実際のところ、普段のイベント周回ではあまり使わないことが多い。
<限定キャラ復刻について>
限定キャラは3つのシリーズに分類されており、ガヴィルは遊龍チェンと同じ「遊」シリーズに属する。復刻は遊龍チェンと同じタイミングになるため、まだチェンを入手していないなら遊龍チェンの方をおすすめする。
バグパイプ
バグパイプはテンニンカとのコンボで高いコスト回収能力を持つ高火力先鋒。そのコスト回収コンボを指してバグニンカとも言われる。
高い火力は通常ステージでは持て余し気味であり、コスト稼ぎもだいたいテンニンカ1人で間に合うことが多い。その代わり、コスト管理がシビアとなる強襲や危機契約などでは真価を発揮。序盤から容赦なく現れる大量の敵を突き倒し、素質でテンニンカのS1初回スキル発動を加速させる。
バグパイプは未所持なのだが、普段は戦友からあまり借りることがなく、危機契約の時に借りることが多い。周回で必要となることは少なく、サポートでも困らないオペレーターと言える。また先鋒で火力がでる=脱法火力といえる点でも危機契約適正が高い。もし入手したのなら、危機契約前に育てておくといいだろう。
追記:現在ではバグニンカに頼るケースが減少傾向。理由は
- 先駆兵(フェンと同型)に配置コスト-4というモジュールが配られた
- 瞬間的にコストを回収できる偵察兵という職分が実装された
先鋒に関しては「好きなキャラを使う」で問題ない状況になって来ている。
サリア
サリアは医療に匹敵する回復力を持つ重装。高難易度ステージでなければ医療がいらなくなる回復力がある。
統合戦略の採用率ではホルンに次ぎ、医療の招集券がない場合の代替手段になる。地上に置ける回復ユニットとしては最も回復能力が高い。スキルで単体回復・範囲回復・デバフと3種の能力を切り替えられて小回りもきく。
回復重装として優秀ではあるものの、マウンテンと同じく「クリアできないステージをクリアさせてくれるオペレーターではない」。入手を急ぐべきオペレーターでもなく、公開求人からも入手可能な点から招聘指名券での入手はおすすめしない。
エクシア
エクシアは手数で押す高火力狙撃オペレーター。S3が発動した時の火力は目を見張るものがある。
統合戦略での採用率ランキングには載っていないが、優秀な狙撃オペレーターのひとり。クルースと同型の速射手でコストが軽く、火力が高いS3は自動発動と、初心者にもお手軽に扱える性能になっている。
一応ここに置いたものの、入手したなら育成・昇進2しても問題はない。適性のある場面では払った育成コストに見合った活躍をしてくれる。
ただ、ムリナールやエイヤフィヤトラ、同じ狙撃のパゼオンカがまだならそちらを優先した方が良い。
ここに挙げた理由は主に2つ。
- クルースと同型の速射手である
速射手の役目は主にドローンの処理。ドローンは基本的にそれほど強くなく、★5以下でも処理可能であることが多い。例えば、統合戦略#2のボスステージのドローンはクルース1人で十分対応できる強さである。
- 極端な高防御敵は苦手
先に挙げた強力な狙撃ユニット、パゼオンカや遊龍チェンは自前で防御デバフを持っており、重装やボス相手にも相当な打点を叩き出すことができる。エクシア自身は攻撃力・攻撃速度のバフしか持っていないため高防御の敵を苦手とする。※ムリナールも高防御が苦手だが、それを上回る火力でゴリ押しできるため最強と言われる。
逆に言えば防御デバフユニットさえ手持ちにあれば、ボスに有効打を与えられるということ。シャマレやメテオと言った防御デバフ持ちがいるなら十分に活躍をしてくれる。
(防御デバフつきのモジュールが来たら化けるかもしれない)